取引終了後に大きな動きがあったバイドゥ、ティーモバイル、モデルナ等

以下が取引終了後話題になった会社

モデルナ株)バイオテクノロジー企業である同社は12.5億ドル分の新株発行を公表後、同社の株価は立会外取引で、2%の下落に終わった。同社が開発した今後の期待が寄せられているコロナウイルスワクチンは、初期段階の試験において45人の参加者全員にコロナウイルス抗体を生み出したことを発表、その後同社の株価は20%近く急騰し、月曜日には過去1年1カ月ぶりの高値を記録していた。

バイドゥ株)中国のテクノロジー企業は第1四半期の収益を発表。その後の同社の株価は立会外取引で8%上昇した。同社によると、売上高225.5億ドルで1株当たり8.84ドルの利益を計上、ウォール街での予想を上回ったという。レフィニティブ社が調査したアナリスト達は、売上高219.3億ドルで1株当たり4.00ドルの収益を予想していた。

ザ・ウォルト・ディズニー株)エンタテインメント業界最大手の同社は、新役員に関する重要ニュースを発表したのち、立会外取引で1%下落。ソーシャルメディアプラットフォーム「ティクトク」は、ディズニーの動画配信事業の責任者であるケビン・メイヤー氏が、ティクトクの親会社である中国企業「バイトダンス」の最高執行責任者兼新最高経営責任者に就任することを発表した。メイヤー氏は、ウォルト・ディズニー元最高経営責任者のボブ・アイガー氏の後任として有力視されていたものの、最終的にはボブ・チャペック氏が就任することとなった。 チャペック氏はそれまでディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツの会長を務めており、同社は月曜日に、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート社長を務めていたジョシュ・ダマロ氏が後任となることを発表した。

ティーモバイル株)通信会社である同社の株価は立会外取引で3%下落した。ソフトバンク社が ティーモバイル社の株式の一部を、売出しで売却しているというニュースが流れた後のことだった。モルガン・スタンレー証券とゴールドマン・サックス証券は入札予定だという情報がCNBCで報じられた。同社の株価は、月曜日に過去1年1カ月中の最高値を記録した。

スマイルダイレクトクラブ株)遠隔歯科医療会社の株価は立会外取引で1%以上上昇した。同社がNBCニュースを相手に、28億ドルの訴訟を起こしたとの発表後のことだった。同社は、NBCニュースにて同社を誹謗中傷したとしている。 またNBCニュースの報道によって、時価総額が9億5000万ドルも急落したと主張している。

 

【GIU解説】

①モデルナ社は広範に実施された上記の試験でもウイルス防御の効果があると考えられる有望なサインと言えると思います。

②バイドゥ社は、2016年に不祥事に見舞われましたがその後売上高は拡大の一途をたどっていますしこれを見る限り、終わった銘柄とは言えない気がします。

③米ウォルト・ディズニー社のケビン・メイヤー氏が退社し「ティックトック」に加わります。株価は一時下落したものの持ち直していますが、しばらく様子をみるべきかと思います。

④ソフトバンク社傘下の米携帯電話サービス大手Tモバイルの株式約200億ドルの売却はソフトバンク社にとっても640億ドルの純債務も大幅に減るだろう。配当の見合わせもキャッシュの保全につながりますが、安泰に繋がるほど価値があるのか不透明です。

⑤日本は色々と規制が厳しい国ですが、日本でも展開できるとなった場合、これまで高額な治療費を理由に歯列矯正に躊躇していた層を中心としてスマイルダイレクトクラブ流行する可能性は十二分にあると思います。

よって、①②⑤に可能性を感じます。

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